10年超にして、初のアンソロジー本発売

帰宅途中の地下鉄を降りて本屋さんを目指す。お目当ての本が本日発売されるからだ。一般的な規模の書店でも置かれているかどうか微妙なところでもあるので、栄の「この本屋さんなら間違いなく置いてあるに違いない」と確信できる店に行く必要があった。そんなわけで目指したのは、非常に幅広いラインナップのコミックを誇る「星野書店」。
新刊コーナーを探してみると・・・なし。ゲーム雑誌コーナーを見ても・・・なし。むぅ、これは一体どうしたことだ?店内をあちこち探すとゲームアンソロジー本が独立して置かれている棚が見つかった。ここに置いてなければこの店内にはないぞ、そう思いつつハラハラしながら1段目・・・2段目・・・3段目と背表紙を目で追いかけていくと・・・あったあったありましたー!しかも3冊も入荷してくれている。

探していたのはこれ、「英雄伝説3 白き魔女」のアンソロジーコミック。「空の軌跡」のパッケージでファルコムの作品に初登場し、PSP版「白き魔女」と次回作「朱紅い雫」のパッケージをも手がける椎名優さんのイラストが表紙に描かれている。
よもやこの作品のアンソロジーが出ることになろうとは夢にも思っていなかったので、非常に興味深く楽しみなところでもあった。個人的には「英雄伝説3」と旧来のタイトル名が書かれているところにポイントアップ。もっともアンソロジー作品は往々にして逸脱し過ぎの内容が時折あるだけに、これを読むことについての一抹の不安はやはりある。

そして読み終わった感想としては・・・非常にイイ!不安に思っていたような内容は全くなく、素直に笑えて素直に楽しめる。「白き魔女ゲルドそのものを扱った内容がまったくない」この事実だけで、このアンソロジー本がどれだけ元の作品に気を遣い大切にしているかが分かる人には分かるはず。だから自信を持ってオススメできる。幸せな作品だなぁとしみじみ思う。