便利さの 影に隠れる 危険性

先日組み上げたベアボーンPCで仕事をしながらふとイヤな予感がよぎる。「そういえばあのデータってどこのフォルダに入れたっけ?」
これまで使っていたノートパソコンからデータを移行したまでの記憶はある。しかし目に付くフォルダを開いてみてもそれらしいものが全然見当たらない。もしかして間違って削除してしまったのではなかろうか・・・慌ててハードディスク内のデータ検索をかけてみる。該当データ無し。データ移行時に使用したネットワークドライブの検索の結果も同じ。すがる思いでノートパソコンを引っ張り出してデータの確認をしてみるも、どうやらデータ移行後の整理で必要なデータ以外は削除してしまったらしい。
幸いデータが消えたところで重大な支障が出るわけではないけれど、苦労してイラストレーターでトレースしたデータがあり、もう一度同じことを繰り返さなくてはいけないかと思うとさすがに滅入ってしまう。いつ、なんでデータを消してしまったんだろ・・・。

とりあえずやれることといえばデータ復元ソフトによる削除データの検索して復元を試みるしかない。でも結構デフラグやら何やらを繰り返していたので、データが破損している可能性が非常に高いけれどダメでもともとだ。使用するソフトは「ファイナルデータ2.0」、フリーソフトでも復元ソフトはあるけれど、機能的にはやはり市販されているものの方が高い。運を天に任せて検索ボタンをクリック!
・・・待つことしばし、検索結果一覧を見ると、確かに探していたファイル名やフォルダが表示されている!しかし喜ぶのはまだまだ。ファイル名が表示されてもデータ自体が壊れてしまっていて復元したところで読み込めないことも度々ある。画像データだけにその辺は非常にシビア。強く期待は抱かず、それでもちょっぴり祈るような気持ちで復元ボタンを押し、ファイルが形成されるのを待つ。そしてアイコンをダブルクリック、無事にファイルが開かれるかどうかドキドキの瞬間だ。ハードディスクが回り、イラストレーターの起動が始まる。そしてしばし砂時計がデータの読み込み中であることを示す。果たして砂時計が消えるか、それともずっと出っ放しになってしまうか、その結果はいかに?!
そして砂時計がふっと消えワンテンポ置いたところで画面が展開される・・・お見事!完全にデータが復元されている。他の20個近い復元ファイルも同様にまるで問題ない。思わず深々と安堵のため息が漏れてしまう。助かったなぁ、ホント。復元ソフトの威力は計り知れない。

しかしこれは裏を返せば本当に消してしまいたいデータがあった時には生半可な消し方では、復元されかねないという危険をも含む。まさに便利さの影に潜む諸刃の剣とも言えよう。個人情報の流出防止が声高に叫ばれているけれど、個人個人がこうした危険性をよく認識した上で、必要な措置を講じることが今後ますます要求されていくことになるに違いない。

でも今日のところは復元ソフトのおかげで本当に助かった。感謝、感謝♪