DVD 感想いくつか まとめます

随分と暖かい1日でした。このところ冷え込みが厳しくて、暖房機器を使わずにはいられませんでしたが、今日は何も使わなくても全然へっちゃらでした。でも明日からはまた冷え込みが戻ってくるようなので大変です。それでも今年は雪が少ないようで、2月も同様なのだとか。
そんなわけでインドア生活まっしぐら!な1日を過ごしてました。もちろん体がなまってしまうので、しっかりとエアロバイクで500キロカロリー消化した後に、1時間の筋トレは欠かせません。

今日見たDVDと先日見たもののまだ日記に書いていなかったDVDについてちらほら書くことにします。

「28日後・・・」
ウィルスの感染が広がって人類がゾンビ化、病院で目が覚めてみると1人きりだった男が主人公、ということで最近見た「アイアムレジェンド」と非常に近いものがあります。この映画のゾンビも実に動きが俊敏です。内容的には、なんともツッコミどころが多くて理不尽な行動が目について無条件に「面白い!」と公言できるようなものではなかったのが残念でした。

・イギリス(グレートブリテン島)だけが絶滅して海外が無事であればすぐに助けが入るのでは?
・主人公が躊躇したのになぜわざわざ危険なトンネルを通る必要があったのか?
・血液感染が分かっているなら、ゴーグルやマスクで完全防護すれば悲劇は防げたのでは?
・なんとか生き延びた女性を性のはけ口にしようとは、極限状態でそこまでなるものかしらん?
・ゾンビを地雷で吹き飛ばしたりマシンガンで撃ち殺すのをゲーム感覚でやる異常なテンションはなに?

などなどあって、気持ちが暗くなる内容でした。「アイアムレジェンド」が人間の高貴な部分を描くとするなら、こっちは人間の下賎な部分をしっかりと描いてました。人間のエゴを見せ付けられたというよりは悪趣味な脚本を見せ付けられたような感じです。

「アドレナリン」
特殊な薬物を打たれてアドレナリンを出し続けなければ死に至る殺し屋の悪戦苦闘を描いた映画・・・と書くと、相当なアクション映画を彷彿とさせてくれそうですが、実際に見てみるとそれほどアクション要素が詰まっている風でもなかったです。コメディ寄りかと思っていましたがおバカ映画というわけでもなく(本人はさておきやっていることは荒唐無稽なことが多々ありますが)、これまた中途半端な印象しか残りませんでした。最後の空中落下のシーンをもう少し別の見せ方をしてくれれば印象が違ったのかもしれませんが、その辺りで急に作り物感一杯なオーラが漂ってしまったのがイマイチなのやも?
アドレナリンを分泌させるためにもっと様々な無茶な行為に出るのかと思いきや車とバイクの危険運転と街頭での○○○と薬の摂取しかなかったのも、思っていたほどのものではなかったのが面白みを感じなかった一因でもあります。

「椿三十郎」
織田裕二のリメイク版を見てからにしようか迷いましたが、気になったので先に見てしまいました。1962年の東映映画、40年以上も前の作品なんですよね。
無粋極まりない表現ですが実に面白かったです。緩と急、静と動があまりに見事で、よもや何度もあれほど笑うことになろうとは全く予期してませんでした。高揚感を煽ってくれるのはおそらくカメラワークの成せるワザでしょうし、画面が白黒で音楽が静かなのでじっくりと「この先どうなるのだろう」とお話に集中して見ることもできした。
こうしてみると何でもかんでもCGありや派手な絵作りの今の映画が軽いものに感じてしまいます。全部が全部そうというわけではないですけど、そうした技術がなかったからこそ「いかに魅せるか」という点に重きを置いていたんじゃないのかなぁと思います。
リメイク版はどのようにリメイクされたのか、ラストが異なるということでどのような締めくくりを見せるのか非常に気になりますが、それよりもあのギラギラとした椿三十郎を織田裕二がどのように演じるのかも実に興味があります。予告編見る限りではどうにも明るく軽い印象しか感じ取れませんでしたから。