着メロはやはり同年代以上の反応が実に如実でした。
「えらい懐かしい曲使っとるねー。『プロポーズ大作戦』のヤツでしょ?」
「あ、やっぱり分かります?」
「それって『ひと目会ったその日から、恋の花咲くこともある』のナレーションじゃなかったっけ?」
「そのナレーションは『パンチDEデート』のですよ」
こういう会話で盛り上がっていると、横では20代の若手連中が「この人たち、何を意味不明な会話をしているんだろう?」と怪訝そうな表情を見せてくれます。「ウィークエンダー」の話に至っては「桂朝丸のレポーターが・・・」などと実に懐かしい名前が飛び出したりで、まさに音楽は過去を思い出すスイッチのような役目を果たしてくれますね。
そんな一方で若い衆が「ボクはこの曲を着うたにしてますよ」と聴かせてくれたけれど・・・はっはっは、誰の何の曲なんだか全然分かりませんでした。こういう蓄積がジェネレーションギャップを生むんだなぁとつくづくしみじみ。