いよいよの 当日到来 コンサート

さぁ、いよいよかねてから楽しみにしていたゲームミュージックオーケストラコンサート「PRESS START 2006 -SYMPHONY OF GAMES-」の当日がやって参りました!一刻も早く東京入りしておきたかったところなのですが、諸般の事情で夕方到着の予定となってしまいました。
もちろん夕方まで何もせずにいたわけではないので、コンサートに至るまでのアレコレをば。

まずはファミ通の購入です。来週いよいよ発売となるPSP版「英雄伝説 空の軌跡FC」がどのように評価されているのかが非常に気になります。手堅い評価は大丈夫だろうと思っていましたが、結果は見事にゴールド殿堂入り!そして評価コメントには

・すべての作りが丁寧、RPGの良作
・作りが堅実でいて丁寧

と「その通り!」と諸手を上げて賛同せずにはいられない、最高の褒め言葉が書かれていていちファンとして嬉しいことこの上なし、でした♪あとはこれをきっかけに英雄伝説の世界に足を踏み入れてくれることを願うばかりです。
そしてファミ通には大きなネタが1つ。表紙に書かれていた「白騎士物語」の文字、一瞬驚きつつも今のところポポロ新作の話は出ていないので半信半疑で本を開いてみたら案の定ポポロとまるで関係のないものでした。紛らわしいタイトルつけるなー!(笑)。ついでに風の種族も登場するようなので、「風族の登場する白騎士物語」なんて書かれたら紛らわしさ度は一気に急増します。ひとまず仮のタイトルではありますが、他の会社ならいざしらず、SCE(ソニー)が発売するんですからなんとも罪作りなタイトルじゃあーりませんか!

そしてゲームショウ速報のチェック。なんとPS3の新価格、49980円に値下げとなりました。PS2の発売開始価格の49800円ではない微妙な180円の差がいかにこの値段がギリギリの勝負価格であるのかを如実に物語ってます。廉価版機種には搭載されないと言っていたHDMI端子も搭載が決まったとのことで、これまで出ていたPS3に対する不満がきちんと解消されたあたり、さすがだなぁと思います。次世代機ではちょっと苦戦するかな?と思っていたPS3もこの変更によって結構アドバンテージを得たかもしれませんね。
任天堂のWiiもあのコントローラーはゲーム機としては非常に面白そうなんですけど、DSのタッチペンとは違って、家でゲームするのに毎回腕振り回すのも疲れるんじゃないかしらん?なんてことを感じます。もちろんソフト次第、なんですけどね。
先日HDーDVDの外付けドライブを19800円で発表したX360、価格的にもブルーレイとの規格争いの上でも、ちょっと苦境に立たされるかも?!

そしていよいよ東京入りです。渋谷に到着する頃には既に午後6時近くとなっておりました。もう少し事前に話をまとめておけば開演前にみんなして顔合わせすることができたかもしれませんが、時既に遅し。ひとまず連絡があったミュトスさんと影法師さんとは会場内で声をかけることにしましょう。
・・・と思いつつ開場時間を待っているとネルからのメール。なんでもコンサート会場前のラーメン屋にいるとのことらしい。しかしそれらしいラーメン屋の前に行っても姿は見当たらず。再度店の名前をメールで確認しても間違いありません。おかしいなぁと思っていたら次のメールで「中で食ってます」・・・あほー!最初から「店の中にいます」と知らせてくれい!ということで中に入ってみるとそこにはネルとロン氏の姿が。おぉ、よもや広島から今日のために遠征してこようとは。いったん席についてお冷が目の前に置かれるも、既に2人は食べ終えた後、時間的にもそれほどゆとりがなかったので、そのまま注文することなく店を出ることとなり、お店の人には申し訳ないことをしてしまいました。
「それじゃコンサート終わった後、軽く集まろうか」と急きょ話と集合場所が決まったところでいよいよ会場へ突入!入り口でもらったパンフレットをみると、プログラムの3番目に「ポポロクロイス物語」も文字が書かれていて、ただそれだけで嬉しさがこみ上げてきます。

そして自分の席「1階24列5番」に座って間もなく、「ぱぐさーん」との呼び声がかかり声の方向に向いてみると、そこには影法師さんの姿を発見、そして時間をおかずミュトスさんの姿を発見、お久し振りでーすと再会を喜びつつ紹介しつつ、コンサート開始までまだ少し時間があったので会場内で場所が分かっている人のとこを回ってみることにしました。影法師さんにつぇきさんの姿をどこかで見かけなかったかを聞いてみたところ、「多分前の方のあの辺りに座っている人の後姿に見覚えがあります」と言うので近くで後ろから確認してみたところ・・・間違いない!ということですかさず前に回って「こんちわー!」いや、あんな前列で中央の席とはなんとうらやましい!
そして先に会ったロン氏の席に行ってみんなで顔合わせ。ここでコンサートの終了予定時間が午後9時だったこともあって「コンサート終わったらみんなで新宿あたりで晩ご飯を食べよう」と先程よりも具体的な形で話がまとまりました(メンバー、店は未確定)。ここで自分とミュトスさんと中国旅行の話になり、ともに鑑真号なる船で中国まで行ったことが判明し、大いに話が盛り上がります。私が乗ったのは15年近く前のことなので、非常に懐かしいものがありました。
なんてことをしているとあっという間に時間が過ぎてしまい、開演時間となったのでいったんそれぞれ席に戻ります。さぁ、いよいよコンサートの始まりです!

1曲目、2曲目を聴きつつも既に心の中は3曲目のポポロを待ち焦がれるばかり。曲と曲の間に曲の説明やトークが入る形式だったのですが、2曲目が終わると指揮者の竹本泰蔵さんを交えてのトークとなり、「どんなゲームが好きですか?」との問いに、「ポポロクロイス物語は絵本のようにほのぼのしていて好きなゲームなんですよね」と演奏に先立っての非常に嬉しい答えが返ってきました。たあっでさえもう演奏を控えてワクワクしているところにこんな嬉しい返事を聞いて「よくぞ言ってくれました!」と喜び、「ポポロを愛する人が指揮をしてくれるんだなぁ」と思った瞬間、涙腺が一気に緩んでしまいました。その状態で「ピエトロの旅立ち」の演奏が始まったわけですから・・・その結果は言うに及ばず。「ピエトロの旅立ち」の歌詞を思い浮かべながら(やはり「君がいてくれる」ではなくこちらの歌詞が先に浮かんでしまいますね)、このポポロの10年に思いを馳せながら、「あぁ、今日本当に聴きにきてよかったなぁ」と心を温かく満たされ涙を流して聴いていると、何やら曲調が変化しました。あれ?「ピエトロの旅立ち」のフル演奏ではない・・・?!何がどうなる?と思っていたら、きたよ、きたよ、きましたよ、あの曲が!

ガミガミシティー!

もうこの瞬間一気に破顔一笑、スタンディングオベーションで拍手喝さいを贈りたい気持ちをぐっとこらえつつ聴いていてもう嬉しくて嬉しくて仕方がありません。だって数あるポポロの曲の中からガミガミシティですよ、ガミガミシティ!もう、ね、これこそまさに「ザ・リアル・ガミガミシアター」ですよ。もっと細かいこと言うと「ガミガミシアター3」になるのですが(笑)。まさかメドレー形式で演奏されようとは夢にも思わず、ガミガミシティの曲を聴けようとは夢にも思わず、喜びは2倍満3倍満を通り越しての役満状態、いやいやダブル役満トリプル役満といっても過言ではありません!この選曲をしてくれた人に深い敬意の念を捧げます。
そして「ポポロクロイス城」の曲で空気が和んだところに今度は「氷の魔王の復活」の重みある迫力に満ちた曲が演奏され、これまた大きな驚きでした。最後にもう一度「ピエトロの旅立ち」に戻ったところで演奏が終了となり、もう可能な限りの強さと速さで拍手を贈り続けました。今日という日を迎えることができて本当に嬉しく思います。

ポポロ的にはこれで既にコンサートは終わってしまいましたが、私にはまだ第1部の終わりにもう1つの大きな楽しみが待っていたんですよね。第1部を締めるのは日本ファルコムの「イース」!もうイースを語らずしてゲームミュージックは語れません。既に20年近くイースのサントラを聴いていますが、生演奏は今回が初なのでいやが応にも期待は高まります。そして始まるイースのオープニングテーマである「FEENA」、ならば間違いなくこの曲につながるだろうと思っていたらズバリ的中の「FIRST STEP TOWARDS WARS」、初代イースで統一するだろうと思いきや、名曲中の名曲であるイース2のオープニング「TO MAKE THE END OF BATTLE」の演奏が始まるという嬉しい誤算が!もう感無量で何も言うことはありません、はい。

大盛り上がりに盛り上がったところで第1部に幕。時間は既に午後8時40分・・・絶対に予定時間には終わらないでしょう、コレ。コンサート後のミニオフ晩餐会、大丈夫かしらん?ここで再び影法師さんと合流して興奮さめやらぬ喜びを確認したところで、2階席にいるはずのネルの捜索に。つぶさに2階席を探すも見つからず、まぁ集合場所はさっき決めたから大丈夫・・・と第2部の時間が迫ってきたところで再び席へと舞い戻り~。
第2部は、やはり「ICO」の歌が素晴らしかったです。このソフトもちゃんとスイカエンディングを見るほどにやりましたからね、聴き入ってしまいます。ゲームミュージックコンサートだけに知らないタイトルの演奏は聴いてもピンときませんが、それでも生演奏というのは聴いていて楽しいものです。楽器単独ではそれほどの迫力のないものでも数多くの楽器と音色が重なると圧倒的なまでの存在感と感動を創り出すのですから、音の魔法と言えるでしょう。
MOTHERの曲紹介時に糸井重里さん本人が壇上に登場したので、自分も含めて会場全体がどよめきに包まれたのは第2部のサプライズでした。
2回のアンコールを終え、大盛り上がりのうちにコンサートは終了しました。このコンサートも今年だけに限らず、評判が良ければこれからもゲームショウの時期に合わせて開催できればいいなぁとのことでしたから、ぜひぜひ毎年こうした感動を与え続けて欲しいものです。もちろんポポロの曲を含めてもらわなければいけませんけどね。いや、ポポロの曲が含まれるのではなく、ポポロの曲だけのコンサートが開催されることを強く激しく願います。

えー、日記まだまだ続きます(笑)。

コンサート終了は午後9時40分、でもって自分の乗る深夜高速バスの出発時間は午後11時10分・・・渋谷から新宿に移動してミニオフ晩餐会、いきあたりばったりでどうなるか分からないけど決めたからにはいってもうたれー!というわけで、人波にもまれつつ、待ち合わせ予定場所にてみんなの集合を待ちます。話を伝えていなかったつぇきさんももちろん捕まえる気満々です。そして影法師さんにネル、ロン氏にミュトスさんとそのご友人のニコさんが集まり無事につぇきさんを発見したところで外の入り口前でたたずんでいると・・・「あれ?ぱぐさん?」との驚いたような声が。なんとそこにはいよかんさんが!掲示板の書き込みでコンサートに来ているのは知ってはいたものの、よもやこの場でこのタイミングでお会いできようとは!「よくこの人ごみの中で分かりましたね?」と聞いてみると「なんか見覚えのある顔が並んでいたのでもしやと思ってみたらそうでした」とのことでなるほど!せっかくなのでいよかんさんも一緒にミニオフ晩餐会にご案内。仕事を抜け出してコンサートに来て10時頃には職場に戻る予定だったとのことですが、きっとなんとかなると信じて(笑)。
ここでいよかんさんの「新宿だと西口にはあまり飲食店ないですから東口の方がいいですよ」とのアドバイスに従います。ただし店は現地に行って決めるしかありません。
その前にニコさんが渋谷の「モヤイ像」のある駅出口のコインロッカーに荷物が置いてあるとのことなので、駅に向かいつつまずはそこを目指します。ニコさんはミュトスさんとICO繋がりであると同時にポポロも全作触れられている上に探偵局にもご訪問いただいていたというこれまたオフ会ならではの縁の面白さ、ですね。
もちろん一番の話題は今日の演奏でガミガミシティの曲は誰にとっても大きなサプライズのようでした。「あの曲流れた瞬間、ぱぐさん大喜びしているに違いないと思いましたよ」もう、まさにそのとおりです♪
ジャノウフェスタ以来のいよかんさんと「ポンジュースの『ポン』の話はしっかり覚えてますよー」(注:2003年12月21日のぱぐなす日記参照)と話をしていたらミュトスさんから「私もその話知ってます」とのツッコミが入り思わず大笑い。当時の知事が県外の人で方言を知らなかったのが原因だそうで・・・反対しなかった県民も偉いです。「ワンダと巨像の『ぞう』は『象』ではありませんよー」と非常に懐かしい思い出にもありがたいツッコミをいただきました。
それはさておき目指す「モヤイ像」とは一体なんだろうと思いつつ現物を見たところ・・・なんじゃこりゃ!なんでイースター島のモアイ像に毛が生えているんだ?!「モアイ」ではなく「モヤイ」である辺り、何か理由があるのかも。時は10時を回っていましたが渋谷駅前はとてもそんな時間とは思えないほどの人出、名古屋の夜とは比べるべくもありません。無事に荷物の回収が済んだところで、いざ新宿に向けて山手線でゴー!駅のホームにて影法師さんから「新宿でおいしいお店知ってるんですか?」とのもっともな問いかけがありましたが・・・まさか知るはずも無く「行ってから考えよう!」と答えるのが精一杯、はっはっは。

新宿東口に出てみると、うーん、まるで分かりません。とにかく明るそうな人がいそうなお店がありそうな場所を目指します。さすがに一般のお店が開いている時間帯ではないので、選択肢は居酒屋さん、まず1軒目に飛び込むと・・・8人分の席はムリとのつれない返事。ま。確かに金曜日の夜にこの人数ではいくら新宿の街でも厳しいのかもしれません。とにかくお店に飛び込んで探すしかないので次に目に付いた「銀座ライオン」でお馴染みのライオンビルの看板が見えたので、尋ねて見るとあっさり「8人でも大丈夫ですよ」との嬉しい返事、お店も居酒屋ではなくピザ&パスタのお店なのもグッド、なんせ未成年&女性がいるだけに脂ギッシュな居酒屋もどうかと思ってたので助かりました。
テーブルに着いたところで時計を見ると午後10時40分、いよかんさんに聞くと今の場所から新宿西口まで行くなら10分はみておいた方が確実とのこと、ということは許された時間は20分しかないっ!とにかくいち早くオーダーを決めて注文するしかなく、せっかくオーダーを決めても忙しいのか呼んでもなかなか店員さんが来てくれないのが焦りに一層の拍車をかけてくれます。自分は中ジョッキとカルボナーラを注文、念のためどれ位かかるか店員さんに確認すると「はっきりしたことは言えませんが多分10分位かかるかと・・・」とのことで「なら10時50分に料理が来たとしても10分あれば大丈夫ですね」と時計をみながら一安心。料理を待つ間にもイロイロ話に花が咲きます。話に花咲けど料理来ず、さすがにデザート系と注文したネル&ロン氏の読みはズバリで一番早くに到着、中ジョッキも時間かかることなく到着するも後が続きません。トーストなら早いだろうと注文した影法師さんの読みは外れ、みんなして「もしかして今パンを発酵させているところじゃないか」などと大笑い。それにしても本当におそーい。
話の中に、春の名古屋オフで話題になった某歌手の某歌の話となり影法師さん持参のMDをみんなで回し聴きをして、「似てるー!」とやはり驚く。そしてMDをいよかんさんに手渡して反応を見ると何やら怪訝な様子。予想外の反応であれ?と思いつつ流れている曲を念のため聴いてみるとなぜかパフィーの「アジアの純真」・・・あー、そりゃあ不思議そうな顔をするのは無理もありません。再度本来の曲を聴いてもらったところ、予想通りの反応となりました。

・・・なーんてしているうちに料理が来ません。えーい、もう10時55分じゃないかと先に店を出る算段を始めたところでようやく注文のカルボナーラが届きました。ひとまずご無礼してお先にいただきます。しかしカルボナーラってのは生クリームでとろみがついてるんで熱いんですよね。口に放り込んだ瞬間エライ目に遭いました。しかし時間は容赦なく過ぎてゆくので、みんなに見守られつつ絶対パスタの食べ方じゃないよね、とぼやきつつ出来る限りの早食いで料理を平らげ、ジョッキに半分ほど残っていたビールを一気に空にしたところで11時ジャスト!
もはや残されている時間はなく、ドタバタしながら別れを告げてエレベーターに飛び込むしかなく、なんとも行き当たりばったりのミニオフとなってしまってすみませんでしたー!
「東口から西口に抜けるのなら入場券で改札突っ切った方が早いですよ」とのアドバイスに従い新宿駅に入ると・・・人ごみの多さに改札どこ?自販機どこ?西口どっち?とまるで分かりません。やむなく改札を突っ切る方法は諦めて外からなんとか西口に回るルートを探します。駅員さんや通行人に「西口ってどこですか?」と声をかけながら指差す方向目指して全力疾走、その傍らで携帯電話でバスの運転手さんに電話をして「11時10分までには必ず乗り場行きますので」と断りの電話を入れておきます。そして10分間走り回った結果、無事発車時間ピッタリにバスに乗ることができました。でもゼーゼーハーハーの青息吐息な上に汗ダラダラですからきっとバスの他のお客さんに不審がられたに違いありません。
バタバタしたもののちゃんと帰途につけたので一件落着めでたしめでたし・・・で1日を締めくくることができればよかったんですけどね、ところがどっこいそうは問屋が卸しませんでした。

問:お酒を飲んだ直後に全力疾走したらどうなるでしょう?
答:酔いの回りが早くなります。

席に座って呼吸が整ってくると、今度は頭にいやーな痛みが出てきました。この痛み、飲み過ぎた時と同じもので非常にヤバイです。なんといってもこのバスにはトイレがないので逃げ場がありません。さらには急いで食べた直後の全力疾走でもあったのでお腹の調子も少々・・・こうなると意識を逸らせて波が引くのを待つしかないのですが、よりによってバスの振動が増幅してくれるんですよね、これが。しばらくじっとガマンの子でいるうちにいつの間にやら軽く寝てしまったらしく、目が覚めた頃にはすっかり気分もよくなってようやく心底落ち着くことができたのが何よりでした。ようやくこれにて一件落着~。

オフ会も事前に準備するケースと今回のように当日突発的にいきなり決めるケースがあって、後者の方が確実にドタバタすることになりますが、それもまたオフ会の醍醐味ということで、今日のところはお許しくださいませませ。またのオフ会の機会にゆっくりいたしましょう!短いながらに楽しい時間を過ごさせてもらい、ありがとうございました!