映画観て 日本の文化 今昔

近所の薬局に行ってダニ除去スプレーとダニアース買ってきました。いや、自宅ではなく職場の布団にいるんですよね、ダニかノミが。寝るたびに腕やら太ももに赤い点々が増えてかゆいのなんの。おかげで虫刺されが欠かせません。明日は布団の天日干しとダニ退治を是が非でもしないことには安心して寝られません。
日差しは暑く隣りの岐阜県では38度を超える地域もあったそうで、まさに夏真っ盛りではありますが、それでも意外と木陰に吹く風は涼しいものです。バイクで走っていても熱気の中にもやや涼しい風が混じってくるのがなんとも気持ちよく、我ながら炎天下にバイク乗るのも物好きだなぁと思いつつ、季節を肌で感じられるのがたまらなかったりもします。
暑いときこそ運動で汗かいて夏バテ防止だー!ということで、普段走っている時間を倍にして1時間ほどジョギングしてきたらもうTシャツ絞れば汗がしたたり落ちてくるんじゃないかと思うほどの大量の汗、体内の水分が抜けてかるーく2キロほど体重が減ってました。カラカラに乾いたのどを潤すコーラのうまさといったらもう!このうまさを味わうために汗をしっかり流すのもいいかもしれません。

体をしっかり使ったところでお次は心の充電、ということで映画鑑賞。今日はブリキ人形があまりにも有名なロビーの登場する「禁断の惑星」です。始まったそうそう驚いたのが冒頭に流れるスタッフロールの中に登場するレスリー・ニールセンの名前!レスリー・ニールセンといえば大好きな「裸の銃を持つ男」でお馴染みのあの人、同姓同名かしらんと思いつつ観ていたらやはり間違いなく同じ人でした。
この映画、音楽が一切ないかわりに不安感や恐怖感を煽るような電子音が思いっきり耳に残ります。多分真夜中の雑木林で背後からあんな音が流れてきたら逃げ出してしまうかも。円盤型宇宙船にジャイロ、コックピットにメカの数々、惑星に残された文明遺産などなど、もうこういう雰囲気は大好きですね。ロビーにいたっては等身大の人形が欲しいくらいにぐっときます。
そして内容も非常に深いです。何もない地面に沈み込むほどの足跡を残し、宇宙船の階段がひしゃげるほどの見えない敵の正体が潜在意識に秘められた残虐性、どれだけ文明を発展させたところでコントロールできなかった負の感情の凄さ、科学技術の限界などいろいろ考えさせられます。
自爆スイッチで惑星そのものが消滅する破戒のカタストロフ、こうしてみるとこの当時のSFと現代のSF、表現の手法こそ違いはあるものの、根幹的なものは変わっていないんじゃないかなぁと思います。この映画も古典にあって古典にあらず、なのかもしれません。
それにしても・・・同時期の日本映画ではせいぜい草むらの上に寝っ転がる位の愛情表現も、アメリカ映画だと熱く抱擁するわキスはするわで、国民性の違いが感じられるところが非常に面白いです。現代の日本はもちろん当時の恥の文化は一切ないかのようになってしまってますけど・・・。