天国と地獄オフ

いつ頃今回の企画の話が出てきたのか記憶にないけど、いつの間にやら「受験が終わって一段落したらやろう」ということになっていた。メンバーはおーとも、ピエロン、ブロにwashiの若手4人衆。どの辺が地獄でどの辺が天国なのかというと、今回の行き先は、

①昼ごはん・・・「四川」にてタンタン麺
②おやつ・・・「喫茶マウンテン」にて小倉抹茶スパ
③晩ごはん・・・「蓬莱陣屋」にてひつまぶし

③が天国であるのは言うまでもないけれど、①と②は場合によっては天国にも地獄にもなりうる。果てさてその結果はいかに?!

名古屋駅のJRコンコースの待ち合わせ場所に行っても誰も見当たらないのでおかしいなぁと思い、見渡せるようにとエスカレーターで2階に上がると、そこには既におーとも、ピエロン、ブロの3人が揃っていた。

「ここ、待ち合わせ場所とちゃうやん!」

みんな考えることは同じらしくとりあえず2階にいて見渡そうとしていたらしい。でもって、すぐに集合場所に歩いてくるwashiの姿を発見することとなって、スムーズに本日の集合は完了する。
地下鉄の駅で電車を待っていると、前にいたおばちゃんがいきなりブロに話しかけてきた。なんでも昨日みたNHKニュースのアナウンサーに雰囲気が似ているとのことらしい。いきなりの話しかけにビックリさせられたけれど、さすがにマダムキラーと言われるブロだけのことはある。日記のネタがごーろごろ。

まずは最初の目的地、「四川」へと向かう・・・その前に、ブロがちょうど通り道の途中にあるかつてのバイト先に挨拶しておきたいというので、せっかくだからと付き添おうとしたら、さりげなくイヤそうな反応を示し、店の入り口に近づくやいなや小走りで逃げるように視界から消え去ってしまった・・・ちっ。
ほどなく再び集まったところで「四川」に入ると、幸い開店してから間がなかったのでゆったりと座ることができた。もちろん店のおばちゃんにもきっちりとご挨拶。
今日の趣旨からすれば全員問答無用でタンタン麺を注文すべきであるけれども、辛いものに対する個々の得手不得手や体調もあるせっかくの晩ご飯の楽しみがあるのだからここで無理強いして体調を崩してしまってはもったいない。特におーとも&ピエロン昨晩ほとんど一睡していないみたいだし。それでもせっかくだからと全員でタンタン麺を注文することになった。ただ若干1名、辛さがマイルドな「汁なしタンタン麺」を注文。

いざ運ばれてくるドンブリの赤さにみな絶句。まぁあの強烈な赤色を見ればその反応も仕方がない。そして一口目の反応を眺めていると・・・はっはっは、すぐに水の入ったグラスに飛びつくとは!最初はインパクトはあるけどだんだん辛さの向こうにある旨さが見えてくるんだけどね。
そんな様子を見守りながら自分もおいしくタンタン麺を食べる。普通に食べて汁を飲み干すと・・・・「早っ!」
確かに辛くはあるけど旨さに気づいてしまうと一気に食べられてしまうものなのだよ、うん。水を飲むと辛さに慣れた口の中がリセットされて余計に辛くなるので飲まない方が実はいい。
おーともはさすがココイチの10辛カレーを食べるだけあって、この辛さは大丈夫なようだ。washiは・・・本当に涙と汗を流していながら食べ、ピエロンも一口目の反応は凄まじかったけれど、あとは黙々と少しずつ麺を口にしていた。しかし、しかーし!辛さがマイルドな「汁なしタンタン麺」を頼んだブロの手が一向に進んでいない!「いや、ココイチの1辛でもダメなんですって」ムム、残すのはもったいないので、半分ほど引き受けることにして食べてみると、辛くないじゃん、コレ。むしろゴマの風味を強く感じることができておいしい。ダメ?本当にダメ?もったいないなぁ。結局のところ、「喫茶マウンテンの小倉抹茶スパを全部食べる」という条件付で、残りのタンタン麺もすべて平らげた。さすがにお腹が苦しい。
そして、いつの間にかピエロンも汁をすべて飲み干しての完食!と同時にバタリと横に倒れこむ。倒れるのはまだ早いぞー!そしてその姿に触発されたのか麺をすべて食べ終え、汁だけ残していたおーともも一気に全部がーっと飲んで完食!さらにwashiも追随して同じく完食!さすがは関西人、体を張ってまでのその根性は驚きと賞賛に値しようぞ。washiが倒れこんだところでお客さんが入ってきたので慌てて起こす。食事中、「これ食べた後、トイレに行くとうんぬんかんぬん」「こんな辛いもの食べたら吐きます」などなど一部不適切な発言があったことを少々反省。でもまぁお店のおばちゃんもそんな様子を笑っていたのでどうかごかんべん。お騒がせしましたー。
胃の中が熱いような少々頭がフラフラするような感覚は別に心配する必要はないよ。

辛いものの次は甘いもの、だ。目指すは高くにそびえたつ霊峰「喫茶マウンテン」!地下鉄を乗り継ぎ乗り継ぎお店に行くと、10人以上の行列が。こ、ここそんなに並ぶ店じゃないんだけどなぁと思いつつ並んでいると、いつの間にやら自分たちの後ろには20人近い行列ができていた。みんなここの凄まじいメニューを体験したいのか・・・。
30分ほどで店内に入り、早速注文を開始する。ブロには小倉抹茶スパ、おーともはいちごスパ、自分とwashiはオーソドックスなところでクリームソーダとココアフロート、さらにピエロンは手堅く紅茶と玉子サンド。まぁスパ系以外は特に心配することはあるまい・・・と思って目の前に運ばれてきたクリームソーダとココアフロートを見て、全員目が点になる。「こ、この尋常じゃないアイスクリームの盛り付けはなんだ?!」普通のアイスの盛を1としたらここのは少なくとも5は固いだろう。これじゃジュースがメインなんだかアイスがメインなんだか分かったもんじゃない。さすがに紅茶は本当に普通なもの、玉子サンドも「あの値段でこんなに?」という以外にはまるで普通のものだった。


何かが間違っているココアフロート

途中席を変わり、メインディッシュの2皿が運ばれてくるのをワクワクしながら待つ。そーれ、来た来た来た来たぁーっ!相変わらずもうもうと沸き立つ湯気に食欲をそそられる。さぁ、おーともにブロよ、心置きなく堪能してくれい!


何かが間違っているいちごスパ

いちごスパを一口口に入れておーとも絶句。
小倉抹茶スパを一口口に入れてブロ絶句。

小倉抹茶スパの壮絶な味はイヤというほど知っているので、いちごスパはいかがなものかしらん?と食べさせてもらうと・・・あっまー!いや、油っこさと熱さと甘さが明らかにミスマッチだぞ。おーとも曰く「温かいいちごなんて今日生まれて初めて食べました」うん、そりゃそうだろうね。いちごを温めるなんて言ったらジャムを作る時くらいなもんさ。
そして四川でタンタン麺をほどんど食べず「小倉抹茶スパは絶対に全部食べます!」と高らかに宣言したブロはというと・・・完全に手が止まってしまっている。よいのか?お主の男はそれで本当によいのか?男子たるもの己が発言には責任を持って実行すべし!
再三の説得を尽くしても一向に量が減ることはない。時折「分かりました、食べますけど、吐いても知りませんよ?」と覚悟を決め、勢いよくすすろうとするものの、一口もすすりおえないうちに挫折してしまう始末。むぅ、「吐いてもしりませんよ」と言うのであれば吐ける位は食べてみせーい!・・・とその壮絶な味はよく分かっているので、これ以上無理強いをしちゃあいけない。
そんな一方でおーともは少しずついちごスパを片付けていた。晩ご飯の天国があるんだから、そこまで食べなくてもいいってば。「熱で溶けたいちごがある」というので食べてみると・・・オェッ。熱するといちごはかくも凄まじい味になるのか。
おおいに盛り上がりおおいに笑ったところでお店を後にする。もちろん道中全員でブロの有言不実行振りをサカナに盛り上がりつつ。

晩ご飯まではまだ時間があったので、腹ごなしをしつつパルコにてあちこち見て回る。特に何も買うつもりはなかったけれど、あまりにも好みのアイテムが並んでいたので勢いで購入してしまう。うかつにここには近寄らないほうがよさそうだ。大須にも立ち寄りつつ時間も頃合となったので、いよいよ本日の天国モードへと突入!

お店の混雑を考えて少し早めに店に行ったのがよかったらしく、待たされることなく席へと案内される。もはや注文するものは1つしかない。あとは運ばれてくるのをワクワクしながら待つだけだ♪
せっかくなので、改めてひつまぶしの食べ方をレクチャーしてもらう。ささ、今日のこの瞬間のために「四川」と「喫茶マウンテン」を乗り越えてきたのだから堪能しておくれー!

「ウマイ、ウマ過ぎ!」「名古屋に来た時は・・・コレ絶対に食べないと!」「あっという間に食べ終えてしまったー」「これなら3杯は食べられる」「もっと食べたい!」

そう、まさにそのとおり!気が付いたら食べ終えてしまい、もっと食べたいなぁと思わせるのがこの店のひつまぶしの旨さの証。だからこそまた来たいと思うし、このお店を紹介したいと思う。ぜひぜひ名古屋に来る機会があれば立ち寄って欲しい。
さすがにここでは先の2つの店に比べると日記に書くべきネタがない。ウマイものを食べてそのウマさに感動する、それだけで十分。

大満足してお店を後にし、後は関西組のおーとも、ピエロン、washiの3人を名古屋駅まで見送りにゆく。5月には関西オフが開催されるのだから、しっかり企画を進めていってくれーぃ!

本日の名言
「ぱぐさんって、思春期の中学生並の発想してますね」(By おーとも)

はっはっは、どーいう意味じゃー!だけど正解(笑)