ニンテンドーDS初体験

仕事帰りにプリンターのインクを買うべく電気店に立ち寄ると、ニンテンドーDSの試遊機が置かれていた。幸い順番待ちもないので、百聞は一見に如かず、どんなものかと触ってみることにする。セットされていたには「さわるメイドインワリオ」。説明も何も直感的に操作することができる。線を引いたり画面をクリックしたり文字を書いたりとタッチパネルの機能を使って様々な指令が飛んでくる。これは確かにこれまでのゲーム機にはない新たな面白さがある。1人でやるよりもむしろ多人数で遊ぶと一層盛り上がるに違いない。
しかし面白いと感じる一方で、なんとも言えない違和感を感じたのもまた事実、この違和感の原因を探ってみると3つの点に辿り着いた。まず1つ目が「ソフトがタッチパネルに引きずられている」ということ。今回触ったソフトの主眼が「タッチパネルを使った面白さ」であるせいか、最初にタッチパネルありきで作られているような気がしてならない。もっとこう、タッチパネルの必然性があって然るべきというかもう少しゲームの内容と深く繋がるような使われ方の方がもっとタッチパネルの特性を活用できるのではないかと思う。次の点が「タッチパネル使用時はペンのみでの操作となる」こと。ペンを持つともう一方の手はゲーム機本体を支えることとなるので、どうしても入力系統はペンのみとなってしまう。例えば左手で十字キーをコントロールしながらタッチパネルを操作できるようにすればもっと複雑なことが出来るのではないかな、と。そして3つ目が、タッチペンがあまりに独創的かつ斬新的であるがゆえにゲームを制作する側にその機能を強制することになりはしないか、ということ。タッチペンを使わずにいるのはもったいない、いや使って当然である、ということになると逆にそれがソフトを開発する際に制限を課してしまうことになりはしないかとの懸念。

この2画面&タッチペン機能についてはこれからソフトメーカーがいかにこの機能をフルに活用して新しい楽しみを提供できるかどうかにかかってくるのは間違いない。今後どのようなソフトが発売されていくのか先行き非常に楽しみなハードである。