異文化の 遥かカナダの 苦労節

(昨日からの続き)
それでもいつの間にやら寝付いてしまったようで、携帯のアラームに起こされる。うまく睡眠のリズムが合わさってくれたのか、目覚めも意外とスッキリしている。しかしそんな気分とは裏腹に天候はとんでもないことになっていた。雨の降りは激しいわ、風も強いわで、外に立っていると雨が強風にあおられてさながら台風の時の降り方のように雨の一群が横にスライドしている。本当に台風並だなぁと思っていたらやはり県下全域に大雨や暴風注意報・警戒の類が発せられているらしい。どうにもおかしな天候だ。
幸い今日の昼頃まで続くと予報されていた雨も朝方にはすっかりと上がり次第に雲にも切れ目が現れるようになった。

家に帰ると、金・土と続いた不規則な睡眠のために心地よい眠気に襲われるものの、ここでまた寝てしまうと今度は夜が寝られなくなってしまうので、我慢のしどころ。
昼から祖母宅に見舞いに行くと、ダンナさんの転勤で去年からカナダで暮らしているいとこが帰ってきていたので、イロイロと話を聞かせてもらう。向こうは相当寒く、ひどい時には氷点下20度に達すること、それでも家はそんな気候に対応するべく家全体に暖房が行き渡るように設計されていて、家の中では半袖シャツ1枚で過ごせるようになっていること、冬に車で外出して故障したり家で停電が起きた場合は真剣に命に関わることになるのですぐに避難しなくてはならないこと、車で3時間ほど走るとシカゴに着きそこで味噌やしょう油を仕入れるもののやはり倍近い価格になってしまっていること、子供の方が英語をすぐに耳で覚えてしまうらしく、下手すると子供に発音の仕方を指摘されてしまうこと、車が必需品なのでハイウェイは無料だし車検制度なんてないとのこと、テレビ番組は英語ばかりで全然分からず、日本で録画して送ってもらった吉本新喜劇のビデオを何度も何度も見ていること、新聞はないけどインターネットのおかげで日本のニュースはよく伝わってくることなどなど聞いていて非常に面白い話ばかり。しかし当人にしてみれば早々に日本に帰りたくて仕方がないらしい。まだ4年間向こうでの生活が残っているとのこと、いい体験だと思って頑張れー!としか言いようがない。

夜になると疲れが出てきたので、今晩はグッスリ休んで週明けに疲れを残さないようにしなくては。それにしても今日の東京の最高気温が26度とは一体全体・・・。