涼求め 夏の醍醐味 カキ氷

暑い季節は冷たいものが非常においしく感じられる。夏にしか味わうことのできない醍醐味。そんなわけで久し振りにカキ氷を食す。喫茶店で食べるのも悪くはないけれども和菓子屋さんもしくはお茶屋で食べる方がなんとなく趣がある。そんなわけで適当にお店を見つけて入ってみると、やはり暑いこの季節柄お店は大賑わい。
宇治カキ氷を頼んで待つこと約10分、カキ氷作るのにそんなに時間がかかるものかと思わなくもないけれど、なるほど実際に運ばれてきたものをみれば時間がかかるのはムリからぬことなのかもしれない。てんこ盛りに盛られた氷はきめが細かく、口に入れれば気持ちよくすっと解けて口当たりが非常によい。これだけ山盛りにしたら中や下のほうまでシロップが浸透していないのではと思いきや氷を盛るときにちゃんと途中途中でシロップをかけているらしく、どの部分をとっても宇治と氷の妙味を味わうことができるようになっているではないか!
しかも暖かいお茶にお茶受けのういろうまでセットされてついている。なるほどカキ氷を全部食べ終わると体が少し冷え気味になるし口の中も少々甘くなってしまうからこのお茶は非常にありがたい。暑さのためだけではなく何から何までしっかりと気配りされていることもあって、このお店は繁盛しているんだろうなぁ。いいお店が見つかった。また折を見てくることにしよう。