携帯も 電気なければ ただの箱

ぐっすり寝たような気になって目が覚めるけれどまだアラームは鳴らない。あ、これだけ寝た気分になってもまだ時間大丈夫なんだ、得した気分だなぁと思いながらまたうとうと。随分と時間が経った気がするのに未だアラームは鳴らず。あと何分位寝ていられるんだろう?ふと起きて時計の文字盤に目を移してしばし凝固。時計が指している時間の意味が分からない。え・・・何時?もう一度じっくり時計を見て落ち着いて考える。ろっ6時40分?!なんで6時に携帯のアラームかけておいたのに鳴らなかったんだ?!無意識のうちに止めてしまったのかも。携帯を見ると見事に電源オフになってしまっている。そんなはずはない、昨日充電するためにプラグを差し込んでおいたんだから。よくよくケーブルをたどってみたところコンセントに差し込んでいなかったことが判明。はっはっは、謎はすべて解けた!
・・・なんてことを悠長にやっているヒマはないので慌てて飛び起きる。幸い30分程度の寝過ごしだからいつもより電車が1本遅れる位で遅刻の心配はない。それにしても気づくのが後30分遅かったら冷や汗ものだったよ、はふー。携帯も電気なければただの箱、だ。家を出るまで充電できるだけしておこうとそのままつないでおいたら、持って行くのを忘れてしまう。不携帯電話じゃなんの役にも立ちゃしない。

幸い誰も普段よりも遅れてきていることには気付かず一件落着。もっとも気付かれたところでネタ話になるからまんざらそれも悪くはない。朝の騒乱の一幕をカミングアウトして気をつけなくちゃいけないよねー、と認識が一致する。
しかし週末からメリハリなく始まった1週間と朝のバタバタとの相乗効果で恐ろしいほどに気合が入らない。体の芯に疲れがくすぶっているようなそんな感じ。こういう時に風邪の菌をもらったりすると危ない。こんな時は休息あるのみ。今晩は・・・しっかりと目覚ましをかけて寝よう。