気が付けば はや終わりなり 三が日

布団の中でぬくぬくと惰眠を貪っているといきなり起こされる。時計を見るとまだ8時。なーんもそんなに早く起きんでもえーやん、と思いながら下りると、なんでも兄夫婦はもう静岡に帰ってしまうという。な、なんか落ち度でもあったのかしらん?・・・などということはこれっぽっちも考えないにしてもいきなりの話だ。てっきり今日の夕方か明日の朝くらいの出発だと思ってたのに。なんでもまだ静岡であいさつ回りをしていないところもあるし、おそらく今日の午後から帰省ラッシュが始まるだろうから、早いうちに出発しておきたいらしい。まぁ隣同士の県だから行こうと思えばいつでも行けるし、これが今生の別れになるわけでもなし・・・この時よもやあのような大惨事が起きることになろうとは夢にも思わずに・・・などという不吉なナレーションを入れるのは縁起でもないのでやめにすることとして、昨日のケーキをうまいうまいとつつきあったところでお別れ。今度時間があればそっちに遊びに行かせてもらいまっせー。

見送りを済ませたところで睡眠不足気味だったので再び布団の中に。何度も目覚ましを鳴らしてはセットし直しているうちに午後1時、さすがにこれ以上布団に入っているのはもったいない。もっとも明日から仕事が始まるので、遊びにでかけるような気力も残っていない。ということで兄夫婦が面白いから「コア」「キューブ2」「サラマンダー」のDVDを置いていってくれたので、劇場公開時に気になっていた「コア」を見ることに。
テーマとしては非常に面白い。実際に過去にも南極と北極とが反転したことが何度もあって、その移行期には地球の地磁気に異変がもたらされたとの話を聞いたこともある。恐竜が滅亡した理由の1つとしてこの「極ジャンプ」説がささやかれたりもしている。地球という場所がいかに恵まれた状況に置かれているからこその我々人類であるということを再認識させられる。
で、映画そのものは・・・んー、身も蓋もない言い方をしてしまうと「アルマゲドン」の地底版。あっちは未知の小惑星が舞台、こっちは未知の地底が舞台。未だ謎に包まれている身近でもある地球の地底の様子は非常に興味深い。パイレーツオブカリビアンのように「おぉ!これはおもしろーい!」と言うほどのものではなく、かといってアンブレイカブルのように「ふざけんな!こんにゃろめー!」と言うほどのものでもない。不満ではないけどかといって満足できたかというとそうでもないという、どっちつかずな印象。
核爆弾で地球の内部に変動を起こす、という内容で、昔小学生の時に読んだ「普通の人には聞こえない音を出すキーボードの会話装置で集められた人達が、未曾有の大地震を防ぐために地底に核爆弾を仕掛けてそのエネルギーを分散させる」というSF小説を思い出したけれども、そのタイトルが思い出せずに非常にもどかしい。

正月疲れで今日は早くに寝ようということで、夕方の5時には夕食を済ませる。しかし昼過ぎまで寝たおかげで、まったく眠くならないんだけど・・・まぁいいか。それにしても正月料理が意外に残ってしまったから当分の食事はこれが続きそうだぞー。