人間寝ようと思えばどこでも寝られるもので、いつのまにやら熟睡して東京駅までもう間近。深夜高速バスも鍵のかかるロッカーが付いていると非常に助かるのに。
バスから降りると雪こそ降っていないものの、もうとにかく寒い寒い。閑散としている駅の構内を、京葉線目指してひたひた歩く。列車はほとんど始発というのに意外と人が乗っている。ディズニーランドに行く客がほとんどで、まさかこれ全部ジャンプフェスタに行く人達じゃないよねーと思っていたら、ディズニーランドで降りる人はまばらで、ほとんど満員状態のまま海浜幕張駅に到着することとなった。やはり海浜幕張駅を明日のミニオフ会の集合場所にしなくてよかったなぁ。千葉県は風こそ強いものの青空が広がっていて、動くと汗が出るくらい。海浜幕張からメッセまで慌てることなく歩いていくと、昨年の東京ゲームショウの時のようなムチャクチャな混み方ではない。ぐるぐる回ってようやく列の最後尾にたどり着いてみれば、入り口からおおよそ100メートルも離れていないところだった。
しかし時はまだ7時、開場まではまだ2時間もある。後ろは壁で回りは人だらけだからさほど風が直撃するわけではないものの、寒いことに変わりはない。ずっと座っていると足がしびれて仕方がないので、あとはずっと立ちっぱなし。幸い午前9時の開場が30分早まることとなった。結局フタを開けてみれば15分ほどで建物の中に入ることができたので、思ってたほどの混みようではなく、めでたし、めでたし。
SCEのブースにワクワクしながら歩いていくと、どうやらまだ誰も来ていないらしい。9時20分から「海の冒険シアター」が始まる、というので整理券を受け取り、それまでの間はブースの中をためつすがめつ眺め回し、写真を撮り、気分を高め、動いてしゃべるガミガミ魔王看板に張り付いて、ブースのそばにいた次回作のディレクターである梅崎さんを発見して、あれこれと質問をして過ごす。
ブースの詳細な様子はレポートに譲ろう→http://www.popolo-crois.com/2004report/2004report.htm
いやはや、シアターから出てくる時には目が充血状態となっていた。映像を思い出しては目がウルウルとなってしまうー。
時計を見ると10時前だけど、ポポロを観終えた後となっては、幕張メッセで見るものはないので、メッセを後にして都内見物に出かける。道中、予約したホテルに電話してネットに繋げられることとちゃんと予約が入っていることを確認する。
都内見物、といっても特に見たいところがあるわけではない。名古屋のお店で買おうかどうか迷っているうちに売切れてしまったゴルチェのトレンチコートを見つけておきたかったので、表参道に店があることをネットで調べて渋谷へと足を進める。さすがに土曜日だけあって物凄い人手だ。名古屋にもこれくらいの活気があればいいのに。駅前で中犬ハチ公の銅像があったので記念撮影。名古屋駅の盲導犬サーブ像の扱いとはエライ違いだ。
しかし渋谷駅から原宿方向を目指すもまるで道が分からない。適当に検討をつけたところでどうしようもなし、無駄に歩いて時間と労力を無駄にするよりも、再び渋谷駅へと戻り、おとなしく原宿駅まで電車で移動することとした。それにしても渋谷のマルイの店を見るたびに「マルイはみんな駅のそば」との言葉が浮かんでしまうのはポポロの「ザ・スターマン」のお話の影響であることは間違いない。
それにしても原宿もすごい人手だぞー。駅前のビルに「HERBS」と看板が出ているのを見て、「おぉ、ついに関東地方にも出店したのか?!」と驚いて、念のため確認しようとビルに入っていくとフロア全てがスヌーピーショップ。階段を探そうにもまるで見当たらずに断念。外に出てメニュー表を見てみるとどうやら全然別のお店のようだ。つづりも「HARBS」ではなく「HERBS」だし。せっかくだったらケーキでも食べていこうと思ったのに。
今度は道を間違えることなく表参道をずんずんと北上する。北上しても全然先が見えてこないので、途中にあった交番で地図を確認して、地図で確認した場所に行くも目指すべきお店は見当たらず。もしかして移転してしまったのかなぁ。ウロウロしていると記念撮影をしている外国人にシャッターを押して欲しいと頼まれる。英語は聞き取れないけどボディランゲージなら得意だ!相手の言うことにとりあえず「OK、OK!」とカメラを預かり、「撮りますよー、スリー、トゥー、ワン」・・・我ながら情けないほど貧相な語学力だ。片言で「アリガト」を言われると、何か語学力のなさを見透かされたようで思わず苦笑い。
探せども探せども見つからないのでもう一度地図のところに戻ってみたら・・・はっはっは、5丁目と6丁目を間違えて見てしまったようだ。地図もまともに読めないとはやはり我ながらに情けない。
ようやく目当てのゴルチェショップにたどりついたはいいものの、正面の入り口と思われる場所はあるものの、入れるような感じがしない。2階に入り口があるのかと思いきや階段には柵で上がれないようになっている。おかしいなぁと思っていたら店員さんが中から自動扉を開けてくれた。このガラスケースに見えるのが自動扉?!30センチ以上の厚さがあれば扉じゃなくて壁に見えてしまいますがなー!なんちゅうお店ですねん。
早速お目当てのコートを探してみると運のいいことに1着残っている。サイズもMサイズでちょうどいい。値段は・・・まぁ高いは高いけど、また売り切れで残念な思いをするよりは迷ったら買い!これに尽きる。商品を包んでもらいながら話をしていると、男性用の薄い化粧品が新しく発売になったんですよー、とのこと。陳列しているのを眺めてみると本当にアイシャドウや口紅らしきものが置いてある。「これって・・・使い方間違えたらどんでもないことになりそうですね?」と問うと「そりゃあもちろん」と至極まっとうな返事。試してみますか?と言われたもののそれだけは勘弁願いたい。
お店から出るときに自動扉のことを聞くとやはりどこが入り口か分からずに困ってしまうお客さんが時々いるらしい。そんな紛らわしい扉はおやめなさい。
原宿駅に戻る道中、歩道橋の上から眺めてみると、多くの人が買い物袋を手に提げて歩いている。こういう景色を見ていると、今の日本は決して不景気だとは思えないんだけど、それとも不景気からの回復の兆しを見せつつあるの・・・かな?
竹下通りにも一瞬足を踏み入れたものの、その雰囲気と人の多さに圧倒されてすぐにUターン。ひところ原宿といえばたけのこ族、のりぴーショップにかわうそ屋なんてのもあったものだけど、今はいったいどんなお店があるんだろ?
ホテルのチェックインの時間が近づいていたので、再び東京から津田沼駅まで逆戻り。駅からホテルまで非常に近いし、部屋も適度な大きさだし、ちゃんとネット接続できるところが嬉しい。早速一息入れたところで、ジャンプフェスタのレポート速報ページの作成にとりかかる。いやはやデジカメで撮った写真をパソコンに取り込んでネット発信できるなんて本当に便利な時代だなぁ。
そんなこんなで夜はあっという間に更けてゆく。名古屋は今日も雪だったらしい。明日の天気、大丈夫かなぁ?