3度目の正直のサブ4達成

人生3回目のフルマラソンとなった10月31日の金沢マラソンでサブ4達成できました。ネットで3時間47分台、グロスでも3時間52分台という、4時間をギリギリでも切ることができれば御の字という目標を思いのほか上回る結果で、13キロ辺りが最高地点で以降は下り坂が多くて走りやすいというコースのおかげもあったと思います。

2014年8月のバイク事故をきっかけに趣味のジョギングからハーフマラソン、フルマラソンへと拡大していったわけですが、ハーフを走れるならフルマラソンも大丈夫だろうと何の準備もせずに初めて挑んだのが2016年10月30日の名古屋アドベンチャーマラソン、言わずもがなで5時間30分と残念な結果に。特に30キロ以降の足の動かなさと猛烈な疲労を経験してフルマラソンの厳しさを思い知らされた痛い初体験でした。

2回目が2019年12月1日に行われた大阪マラソン。この3年間は東京や大阪マラソンにエントリーしても外れ、大井川マラソンにエントリーしたら台風で断念、マラソンの日程と仕事の都合が合わなかったりでフルマラソンに挑戦する機会はなかったものの、ハーフマラソンで100分を切るなど、距離を伸ばした普段のランニングの成果はそれなりに出ていたので、まず4時間は切れるだろうと思ってました。結果は・・・4時間3分台というあと少しの惜しさ。余力のあるうちに稼いでおこうと前半をキロ5分を切るペースで走っていたのが災いし、30キロ以降はキロ6分30秒で走るのがやっとという大幅なペースダウンになったこと、AppleWatchの計測が実際の走行距離より長かったために時計では3時間52分で42.195キロ走り終えたのに実際にはまだ2キロ近く距離が残っているという現実と残り2キロを8分で走れるかーい!と心が折れてしまったのが敗因です。たかが3分、されど3分、越えられそうで越えられない壁でした。

あと一歩の悔しい結果だっただけに次こそは頑張ろう!と息巻いてはいたものの、新型コロナの影響でマラソン大会がことごとく中止になってしまい、ならばいつか開かれる大会に備えて今の内からコツコツ練習を重ねておこうかと前向きにランニングに励んだのかといえば、エントリーできる大会がない状況だと練習のモチベってなかなか上がらないんですよね。仕事で疲れて帰り、食後にわざわざ走るなんて二の次になってしまいます。毎月の走行距離が50~60キロと低迷していましたが、それでも今年3月に再開された名古屋シティマラソンでは1時間45分切っていたのでサブ4を目指す意欲と走力はちゃんと残ってました。

そしてようやく挑戦する機会が得られた今回の金沢マラソン。前回の大阪マラソンの反省から、とにかく30キロ以降も足を残せるようにするには、30キロまでは抑えめにキロ5分20秒のペースをキープできれば、残りの距離のペースがキロ6分30秒まで落ちたとしてもギリギリ4時間を切ることができるはず、という方針で走ることにし、日頃の練習でもキロ4分45秒~5分で走るようにしておきました。流石に7・8月の真夏はペースを諦めて距離に重点を置きましたけど。

もっとも大会の4週前に行った30キロ走の平均ペースは5分37秒で、30キロより先を走る体力と気力が微塵もないほどの疲労困憊具合だったので、「これは練習だからしょうがない、大会の雰囲気とテンションで残りの距離も走り切れるだろうしペースも上がるはず」と何の根拠もない思い込みで不安を打ち消すしかない状況ではありました。いわゆる火事場のバカ力頼み。

そしていざスタートしてみると、4週間前の30キロ走より気温も湿度も低くて涼しかったおかげで非常に走りやすく、大会というテンションもあって自然とペースが上がります。当初の目標の5分20秒ペースだと相当抑え気味にする必要がある感じでもどかしく思うほど、時計を見ながらペースを上げ過ぎないよう意識していたものの、折り返し近くでも5分を切るペースになることもあって、30キロ近くからペースが5分20秒から遅れるようになりましたが、それまでの貯金のおかげで30キロを超えた時点での平均ペースが5分7秒、この時点で4時間切りはほぼ間違いないだろうと自信と安心感を持てるようになりました。

ここで無理して万が一があってもいけないからペースを落としてでも確実にいこうと思いつつ、目標以上の良い調子に、いいペースだからあわよくば3時間30分台を狙ってみるか!と欲も出て、平均ペース5分14秒をなんとか維持しようと頑張ってはみましたが、残り10キロあたりからますます足が重くなってしまい、ややもすれば「残りの距離を歩いてもいいじゃん、大丈夫じゃん」と楽な方に傾こうとする気持ちをどうにかこうにか奮い立たせて最後まで踏ん張るのが精一杯、4時間切りの目標から欲を出したところでそうは問屋が卸してくれるわけがありませんでした。30キロ以降でも余力を残せるような努力が必要です。

この半年間のランニング距離を振り返ってみると、

3月14日 名古屋シティマラソン 1時間44分台
4月 0キロ
5月 0キロ
6月 10日間で60キロ
7月 20日間で200キロ
8月 6日間で60キロ
9月 11日間で160キロ
10月 12日間で120キロ

月によって結構まちまち。6月に金沢マラソンの当選通知が届いてから一気にモチベが上がって走り始めた感じですね。筋トレやインターバル走、LSDといった練習は皆無で、決めた距離を決めたペースで走るだけという内容だったので、本格的にタイムの向上を狙うのなら、そうした練習にも取り組んでいく必要がありそうです。今のところサブ3.5を目指す意欲は出てきてないです。

次は来年2月の大阪マラソンなので、それまで走力を落とさないよう維持するのが目下の目標です。大阪マラソンのコースは後半に上り坂が入って来るのであの苦しさをまた味わうことになるかと思うとあんまり気が進みませんが・・・。