無事に復帰作業が終了しました。二度あることは三度ある、なんて言いますが、次に壊れようものならもう・・・直します(笑
事の起こりは昨日のことで、パソコンの水冷をいったんやめて空冷に戻すことにしました。これまではビデオカードを含めて水冷にしていたのでまさしく静音パソコンでしたが、先日のビデオカードの交換によりその一角が崩れてしまいました。
CPUだけ水冷にしたままでも良かったんですけど、水冷用のラジエーターのあまりに大きいため、パソコンの設置に不自由なのが以前から気になってました。調べてみたところ、大型フィンの付いたファンクーラーであれば、割と静かに空冷できるみたいなので、これも1つのきっかけだと思い、CPU用クーラーを交換しようと思ったのが昨日のお昼。
夕方に叔母方に電化製品の操作方法等を教えて欲しいと以前から頼まれていたクエストをこなしつつ、帰りにパソコンショップでファンを購入してきました。
パーツが揃えば後は交換するだけなので、夕食後に作業開始。まずは取り付けてあるCPUの水冷ヘッドを取り外すわけですが、CPUに加重がかからないようにするのと、水冷用ホースを外す際、冷却液がマザーボード上に飛び散らないよう細心の注意を払います。
無事に外したところで、今度は空冷ファンの取り付け。10センチ立法サイズのアルミのフィンが付いているため、重い・大きい・手を切りやすいと結構取り回しに気を遣います。取り付けはプッシュピンを押し込むだけの簡単取り付け・・・のはずですが、これがなかなかうまくいきません。若干ピンが特殊な構造で、しっかりはめ込むためにはきちんとしたセット位置があるようですが、説明書のイラストが雑でよく分かりません。やむなく試行錯誤で力技で押し込み、一方を押し込めば片方が外れるといった具合に難儀しながらもなんとか取り付けが終わったので再起動実験です。
CPUのファンを交換しただけなので、特に起動に支障は生じないはず。若干緊張しつつ電源を入れると、無事に起動してくれました。CPUの空冷ファンもさほどうるさくはないので、これなら十分許容範囲です。
これで一安心・・・のはずだったんですけど、いったん電源を落とした後、再びパソコンを起動しようとしたところ、パソコンがうんともすんとも言いません。電源こそ入ってファンは回るものの、ビープ音もまったく出ず・・・なんで?
とりあえず必要最小限の構成にして試してみましたが、それでもまったく反応なし。こういう時はBIOSのクリア、ということでジャンパーピンを外して初期化してみましたが、変化無し。リセットのやり方が悪かったのかしらん?と思い、引き続きジャンパーピンを動かしてリセットを試みていたところ、何度目かの電源オンの瞬間、基盤が火を噴きました。大げさに思えるかもしれませんが、本当にバチッとした音とともに電気がショートした際の閃光が、ジャンパーピンのすぐそばで光りました。慌てて手を引っ込めたので身体への害はありませんでしたが、辺りに立ち込めるのは基盤の焦げた匂いとやるせなさ・・・。
のろのろとすべてのパーツを外してマザーボードも外して確認するとものの見事にICチップに穴が開いてました。もはや初期不良というレベルではないため交換できないのは言うまでもなく。
ショートした原因は分かりませんが、リセット用のジャンパーピンの取り付けが甘かったのか、空冷ファンを力に任せて取り付けようとした際に、基盤に付加がかかって回路を損傷させてしまったのかのいずれかでしょう。とにかく原因はどうであれ、もう一度マザーボードを交換しなくてはならないことだけは、火を見るよりも明らかなのでありました。
ということで、またも帰りにツクモによる羽目になりました(笑
ここで問題なのは、プラットフォームをどうするか、ということ。これまでのパーツを活用するのであれば、CORE2 DUO対応のマザーボードにすれば終わりです。が、先日の故障に続いて、今回の故障なので、これはもうプラットフォームごと交換しろという天のお告げだと考えて、丸ごと入れ替えることに決めました。単にもうここまでくれば、新しい物を試してやらなくては気が済まない気分になってただけですが。
ということで、CPUをCORE i7に変更し、メモリとマザーボードもこれに合わせます。最初からそうしておけばここまで難儀させられなかったかもしれません。
ちなみに今日は台風の影響が心配されたところでしたが、愛知県では雨の降る様子がなかったのが幸いでした。
夕食後に今月何度目かの組立作業を開始。もう手馴れたもので、組み上げるのに時間はかかりません。昨日あれだけ苦労した空冷ファンの取り付けもしっかりと構造を把握したおかげで、昨日のような力技に頼ることもなく、基盤に負荷をかけることもなく無事に済みました。後はケースに取り付けて拡張ボードを増設して電源ケーブルをつなげば完成です。ゼロからのスタートなので、よっぽどのことがなければ起動するはず。それでも結構緊張しながらの電源を入れてみたところ、以前なら数秒で起動成功を示す「ピポッ」というビープ音が鳴りますが、まったく反応はなく、モニターにも映像信号が送られていない様子です。
また何か失敗した?とめまいがしそうになったところ、ようやくビープ音が鳴ったので、深々と息を吐き出しながら「よかったー」と脱力。初回の起動ということで、内部設定に時間がかかっていただけのようで、2回目以降は早く起動するようになりました。
後は必要なドライバを入れたところで、無事に作業が完了し、これでようやく一安心です。余分な出費になりましたが、性能的には結構グレードアップしたので、もう当分はこのまま行きます・・・また故障しない限りは。
安心したところで、こんなネタ
http://www.gizmodo.jp/2009/08/post_5938.html
人として、いや、男としてコレをやっちゃあいけないだろうと憤りを露わにせずにはいられないニュースです。見る前に覚悟を固めておきましょう。