今日は朝からせわしない1日となった。難波に行く前に買っておきたい物があり、バイクで寄ったら8時半開店と思いきや9時開店だったので喫茶店でモーニングを食べながら時間をつぶす。10時発のアーバンライナーに乗ろうと思っているのに大丈夫かしらん。夜の仕事に備えて職場に着替えをおいて名古屋駅に向かうと発車時刻まであと10分、窓口を見るとどの窓口も10人ほど並んでいる。刻一刻と迫る時間にやきもきしているのに前に並んでいる人が細かく注文を出したりようやく購入し終わったかと思いきや到着時間の確認をしたりと、「頼むから切符買ったら早くどいてくれー!」と言い出したくなる気持ちをぐっとこらえる。発車間近用の切符売り場と時間に余裕のある切符売り場とに分けてくれればいいのに。並んでいるうちに一般車両の禁煙席が売り切れてしまったのでDXシートに変更・・・でも乗ってみたらほとんど一般車両と変わらない。難波までの道中2時間はメモ帳片手に探偵局の更新内容にとりかかる。精霊と妖精族という非常に説明が難しいものであれこれと悩んでいるうちに早くも難波へと到着、外に出てみるとやはり大阪も刺すような日差しで暑い暑い。
早速今日のお目当てのお店である、「一芳亭」へと向かう。シューマイ1人前と春巻きに舌鼓を打つ。やはりここのシューマイは何回食べても絶品、卵の薄皮で巻かれた春巻きもカリッとして香ばしくたまらない。シューマイ1人前では物足りなく、もう1人前を追加で頼む。それでもやはり物足りなかったのでさらに1人前を追加、お店の人が一瞬え?という表情をしてたけどうまいんだから仕方がない。惜しむらくは1人だと多くの料理が注文できないこと。もし今度関西でオフ会などなど予定があればぜひともみんなしてこのお店に来たいものだ。
おおいに満足したところで、ちょこっと散歩がてらに道頓堀のグリコの看板を見に行く。今年の阪神の快進撃で阪神タイガースバージョンに模様替えしてある。今年見逃したら次は何年後になるのか分からないからしっかりと記念に写真を撮っておく。みんなここで携帯やカメラで写真を撮っているところをみると気持ちは同じなのだろう。2002年にはワールドカップバージョン、今年は阪神バージョンと粋な計らいだ。我が愛知県が誇るナナちゃん人形にも頑張ってもらわなくては!それにしても今日の暑さは凄まじく信号待ちで立っているだけで背中や足を汗が流れ落ちてしまうほど。
無事にお目当てのものを拝んだところで食後のデザートタイム。既に場所は決まっている。お気に入りであるりくろーおじさんのチーズケーキのお店の2階では、焼きたてのチーズケーキを味わうことができる。それを知って以来、いつか必ずと思って楽しみにしていた。その前に持ち帰り分を買うべく並ぶと幸い時間帯がよかったのか比較的待つことなく焼き立てをゲット!目の前で焼きあがったばかりのケーキが並び、焼印が押されて香ばしくただよってくる香りがそそるそそる。後ろを振り返ると既に10人近くが並んで待っていた。
さぁそれでは焼きたてのケーキを味わおう!と2階の喫茶店に上がると非常に空いている。アイスコーヒーを頼むとお店のおばちゃんが奥に向かって「レイコー、1つ!」と、久しぶりにアイスコーヒー=レイコーとの言い方を聞いた。今の若い世代の関西人もまだレイコーとかレスカ(レモンスカッシュ)とか言うのかしらん?目の前に運ばれてきたケーキをフォークでつつくとまさしくふよふよとした感触で、口に放り込むとまだ温かい。その瞬間に口いっぱいにチーズケーキの風味が広がり、さらさらっと溶けるようなふわふわの食感が!うぉぉぉぉー、こっ、これはうますぎるんじゃよー!ヤバイんじゃよー!いや、まさしくこれは食物兵器、犯罪的なうまさ、食のルネッサンス!多分目の前に10皿くらい並んでも平気で食べてしまうだろう。まふまふ、もふもふ、ぽわぽわ、その食感と味わいを表現するのにいろんな言葉が頭の中に浮かび上がる。はぅーはぅーと自然と笑いがこみ上げてきてしまうほどの味わい、これから難波に来るときは必ず立ち寄るようにしなくてはいけない。焼き立てがかくもうまいものとは想像してもみなかった。まさしく世紀の大発見!
口の中にほんのりと残る香りを楽しみながら、再び駅へと向かう。食べるものを食べ、買うものを買ったところで本日の大阪滞在は終了、12時に着いて2時には出発なので、実に2時間あまり。時間があってもっとゆっくりできれば文句なしだけど、この充実感は時間に変えられないものがあるから大満足、また来よう。
帰りの電車の中は食欲を満たされ精神的にも満たされて心地よい眠気に誘われてお昼寝。気持ちよく目を覚ましたところで間もなく名古屋に到着する。
夜の仕事をしっかりと片付けてバイクにまたがると、止まっているうちは空気がもぁっとして暑苦しいけど走り出すとちょうどいいくらいで気持ちがよい。幹線道路を走っているうちは生暖かい空気でも、一本わき道に入り、両側に田んぼや雑木林がある道に入った瞬間えもいわれぬ緑のいいニヨイとともにひんやりと冷たく気持ちのいい風が吹いてくる。この風があるからバイクは非常に楽しく嬉しい。車では決して味わうことが出来ないバイクの大きな魅力の1つである。いやはや楽しい1日でありましたー♪