バイクツーリング

職場のバイク仲間5人でバイクで岐阜県は飛騨高山方面にツーリングに行ってきました。5人中最年長ということでコースを考えて先頭を走ることになったわけですが、果たしてどうなることやら。

朝の8時に内津峠のサービスエリアに集合ということで、7時前に自宅を出発したら平日だけに道も混んでおらず7時半には着いてしまいました。今日は最高気温が29度まで上がるとの予報でしたが、朝のうちはまだ寒いです。
時間には厳しい職場だけにみんな約束の時間には余裕をもって集合・・・と思いきや、1名が10分ほど遅刻。まぁ気楽なツーリングで予定はあってないようなもの、事故なく集合できただけでよしとしましょう。今日は恵那まで高速を使ってあとは下道をじっくり走ります。もちろんバイクツーリングの醍醐味というべき山道もしっかりと組み込んであります。その分道が若干ややこしいので地図は欠かせませんし、しっかりと要所要所で曲がる場所を踏まえたコース図も用意してあります。
で、走り始めて早々に道を間違えました。どこかで東に曲がるべきところをどうやら見落としてまっすぐ北に進んでしまったようです。とりあえず北に進めば全体の方向的には間違いないので、道を間違えた素振りをみせることなく、多分こっちで大丈夫だろうと思われる道をひた走ったところ、勘は当たっていたようで当初予定していた東回りのコースではなく、西回りのコースを通ることになりました。
その後は順調に山道を堪能しつつ山間の川沿いののどかな道のりを楽しみます。時折山から漂ってくる緑の匂い、ひんやりとした気持ちのいい風、エンジンの鼓動と爽快感、この気持ちよさがあるからバイクはやめられません。

そして最初の目的地である下呂に入ります。下呂と言えば温泉街、「下呂まんじゅう」「下呂のかおり」といったネーミングのセンスを疑わずにはいられないみやげ物が置かれていることでも有名です。さらにこの温泉街では川原にまで温泉が湧き出しており、無料で使えるという素晴らしさ!場所が分かりにくいので町の人に尋ねつつ探してみると、あった、あった、ありました。見事に川原から湯気が立ち上ってます。これこそまさに露天風呂と言えましょう。しかし・・・橋の上から丸見えだというのに囲いもなんにもないんですね、これが。川原に石を敷き詰めてお湯がたまるようにしてあるだけで、更衣室等の設備は一切ありません。おまけに注意書きを見ると「衛生上の観点から水着を着ての入浴は禁止しております」とのこと、これでは露天風呂というよりは露出風呂じゃありませんか!
でも、ま、郷に入っては郷に従え、というわけではありませんがこんな機会は滅多にないので、みんな意を決して川原で素っ裸になって湯船につかります。さすがに温泉だけあって非常に気持ちがいいです。開放的過ぎるきらいはありますがじつに開放的で清々しいです。右を向けば橋、前を向けば病棟、後ろを向けば旅館街・・・ここに風呂を置くことを決めた人はつくづく偉いと思います。
湯船から上がると吹く風が実に気持ちがいいです。今日は平日なので橋の上にはほとんど通行人はいませんが、ゴールデンウィーク中だと人通りが多くて大変だったんじゃないかと思います。でもいい記念になりました。

英気?を養ったところでツーリングの再開です。途中で地図をこまめに確認するようにしたおかげで道を間違えることなく順調な道のりとなり、今回の一番の山場と言うべき鈴蘭高原への山登りも無事に果たせました。標高1400メートルということでまだまだ冷え込むかと思いきや、既に結構な陽気でしたが遠くに見渡す御岳にはまだまだ雪が残ってました。一度登ってみたいとも思いますが、遠くから眺めているだけの方がいいのかもしれませんね。

うねる山道をゆっくりと下ったところで、道の駅にて昼食タイム。首・肩・脚に相当疲れがたまっているのでみんなここぞとばかりにストレッチです。自分のバイクもそれほど前傾姿勢が厳しいとは思いませんが、それでも7時間近く乗っているとさすがに手首も痛くなってきます。
食事をしつつ今後の予定をみんなで話し合った結果、今日のところは高山市内入りは見送ることとなりました。時間にあまりゆとりがなく、仮に高山に入ったところでたいして滞在することなく通過するだけであればゆとりをもってあちこちで休憩しながら帰った方が疲れがたまらずに住むだろうとの結論です。行くところを残しておけば次の楽しみにもなりますしね。

そんなわけで当初のコースをショートカットして帰途につくこととなりましたが、来た道を戻っても面白くないので、当初通る予定だった東回りのコースを辿ります。後は安全運転で帰るばかりなので日記のネタになるような出来事は起こることなく、実に平穏な道のりでした。
再び内津峠にて最後の点呼をしたところで、解散!あとはそれぞれの家に無事帰宅してくれることを願うのみです。

今回の走行距離は500キロ弱、おかげでバイクの初回点検を受ける走行距離1000キロに到達したのでやっとディーラーに持っていくことができるようになりました。さすがに今日のところはそんな体力は残っていないので、週末にでも早速持ち込んでメンテナンスをしてもらおうと思います。
明日は体のあちこちが筋肉痛になっていることでしょうが、本当に楽しい1日でした♪