偶然の 一致が生み出す 塞翁が馬

いよいよ異動先の発表日。どこだろう?との思いはあるけれど、あれはイヤだ、あそこじゃなきゃイヤだというわけではないので、心配で心配で胃がキリキリ痛むというようなことはない。
ということでまずは午前中に行く先が決定する。ははぁ・・・よりにもよってかつて7年前に辞めた会社が移転したところとは。ただ行く先は決まったものの、具体的な内容が決まらない。これが分からないことには引継ぎの準備が進められないし、予定も立てられない。

そしてようやく夕方近くに発表になると・・・辞めた会社に一番最寄の駅前じゃん!偶然の一致とは非常に恐ろしい。ほぼ間違いなく知り合いに出くわすことになりそうだ。
もっとも辞める時にはちゃんと円満退職してきた(つもり)から、会ったところでヒヤヒヤすることもないし、雰囲気が悪くなることもない。むしろ向こうがビックリするだろうと思うと楽しみだ。
もし辞める当時に「どうせ辞めるんだから、立つ鳥後を濁したって構うものか!」と迷惑を顧みることなく勝手気ままにしていたら、相当気分がブルーになったに違いない。世の中どこでどうなるか分かったものではないので、短絡的ではなく長期的に物事見なくちゃいけないなぁと改めて痛感させられる。おかげでその時は3月31日の午後8時まで働いて、翌日の午前8時に新しい職場に到着するという慌しい状況になったけれど。

異動が発表になったということは、夜は言うに及ばずの飲み会。バイキング形式の飲み放題方式なので、食べ過ぎ飲み過ぎの危険な状態になりかねない。昔に比べるとバイキングで食べられる量は少なくなってしまったのかもしれない。逆に飲む量は・・・増えているかも。何にしても楽しい席ではあった。
明日も明日で荷物の移動などがあるのでバタバタしそう。

空の軌跡セカンドチャプター、あまりにも心打たれる場面に出会って涙。布団に入ってからもあまりに思い出されて閉じている目から自然に涙が。この感覚はまさにポポロと通じるものがある。ポポロを終えるたびに嬉しさと喜びと同時に、どれほど言いようのない寂しさと虚無感に襲われたことか。
ゲームではなく映像を見ているのではなく、モニターを通じて物語という名の世界に深く入り込むことができる作品に巡り会える機会はそうそうあるものではない。「この作品がある時代に生まれてよかった」、そう思えることが何よりの幸せではないかとコントローラーを強く握り締めながら思わずにはいられない。