白と茶の 色彩織り成す 冬景色

夜中に時折目が覚めると、どうにも後頭部の辺りがズキズキと痛む。「もしかして、また風邪ぶり返したんじゃあるまいか?」と不安に思ったものの、よくよく考えたら昨日摂取したアルコールが分解されることによって体内に発生したアセドアルデヒドによる一時的な症状だった。朝起きる頃にはなんとなーくスッキリしない感は残っていたもののさほどの頭痛もなく一安心、というよりもあまりの寒さに窓の外を見た驚きでそれどころじゃなかった。

昨日寝る時には「あれだけ大げさに天気予報で雪だと言ってたけどこの分だと降らないだろう」と思っていただけに、ビックリ。ありゃまー、と唖然呆然と一面の銀世界と降りしきる雪をただただ見つめるのみ。実験で愛犬てんを庭に放したらどうなるものかと試したくもあったけれどあまりの寒さに断念。早朝散歩に行った親の話を聞くと、玄関の扉を出た瞬間外に出てゆくのを拒否したらしい。確かに素足?で雪の降り積もった道路を歩くのはいくら犬でも大変なのかもしれない。こういう天気の日に休みだというのはつくづくありがたい。

しかしこの雪も昨年のようには長く残ってアイスバーンと化すようなこともなく、午後を回る頃には日差しも回復して、道路も乾き始めていた。北側の道路ですら完全に雪も溶けていたから明日にはすっかり溶けきってくれることだろう。

これだけの雪でもしっかりと郵便物が届き、その中には遠く異国からの荷物が。今まで10年近く愛用していたダルビー社の名刺入れが傷んできたのでそろそろ新しいものにしようと、同じような製品を探しても見つからないのでやはり同じメーカーのものをもう一度使いたく、ネット上を探してようやく遥かスコットランドの本社にネット注文したものだ。日本でもごくごく一部で取り扱いはあるけれども、ちゃんとケースに刻印してもらおうと思うと本社直々に頼むしかない。待つこと約2週間、思っていた以上の品質に大満足、名前と仕事のイニシャルを組み合わせた「T.M.A.P」との文字もしっかりと刻まれている。こういう小粋なアイテムはすこぶる大好きだ。
それはさておきスコットランドというと・・・スカート履いたノーパンの男性がバグパイプを吹く国、というどうでもいいようなことしか思い浮かんでこないのは我ながらにどうしたものか。

暗くなる前に犬の散歩に行っておこうと外に出てみると、思っていたよりも寒くはない。とはいえ吐く息の白さは相当のものだったからこれまでに比べると寒いのは間違いないけれど。愛犬のウ○○から立ち上る白い湯気、白と茶色のコントラストにある意味感動を覚えながら、冬という季節を実感する。これもまた冬の風物詩と呼んで差し支えないものだと・・・思う。

さてさて明日の天気はいかがなものかしらん?