暴風雨 東海地方を 翻弄す

台風である。誰が何と言おうと台風である。出勤時にはタイミングよく雨に降られずにすんだものの、午前10時を回る頃には次第に風雨が凄まじさを増してきた。もはや雨は横殴り、風も吹き荒れて、台風独特のガツンガツン、とした雨の塊が風に流されてゆく。こっ、これはもはや大雨・暴風警報を覚悟するほかあるまい・・・と窓の外を眺めていたら、来たよ、来たよ、来ましたよ、警報発令の連絡がー!

その対応にバタバタするしながら、別個スケジュールと体制を組まなくちゃいけない仕事も同時進行、月曜日からいきなりアクセル全開とはたまらない。昼食の買出しに隣のスーパーに行くにも一苦労、もはや傘は何の役にも立たない。それどころか強風にあおられてしまってかえって危ない。吹き荒れる風を受けながら飛び上がって風に乗ることができたら、それはそれで面白いかもしれないとふと思う。さながら風族のように。
なーんてのんきなことを考えていたら道端には街路樹が倒れているわ電線にはどこからか飛ばされてきた鉄板がひっかかって今にも落ちてきそうだわでまさにエマージェンシー、緊急事態。東海地方への上陸こそなかったものの近くをかすめただけでこの荒れ模様なのだから、秋の台風シーズンのことを考えると寒気がしてしまう。
幸い夕方の訪れとともに雨がやみ、そして風がやみ、ようやく辺りは平穏を取り戻すこととなった。午後6時を過ぎたところで無事に警報も解除、ふひー、参った参った。
帰る頃には電車のダイヤも乱れることなく平常運行してくれていたのがせめてもの救い。自然災害恐るべし。

帰宅してほっと一息ついたところで、このところ紛議のタネとなっている探偵局のポポロカフェについて手を打たなくてはならない。権利があるから義務があり、義務があるから権利がある。義務を果たすことなく権利を謳歌することも、他人の権利をないがしろにして自分の権利を謳歌することも許されない。権利を得るために守らなくてはならない義務について問題提起をしておく必要がある。もっとも問題提起をしたところで、その自覚がない人にとっては提起にならないところがなんとももどかしい。ちょっと腰を据えてじっくりと取り組まなくてはならない事態かも。